まなびプリント

印刷ダイアログで原寸に固定する

2026年8月22日

練習用紙は寸法が合っていなければ意味がありません。B 罫は 6mm、5mm 方眼は 5mm でなければ、市販のノートと並べて使えないからです。

ところが、ブラウザと PDF ソフトの既定の設定は、この寸法を黙って変えてしまいます。設定するのは一箇所だけですが、そこを直さないまま印刷すると、まず間違いなく縮みます。

なぜ既定のままでは縮むのか

家庭用のプリンターには、物理的にインクを乗せられない縁が 3〜5mm ほどあります。ブラウザはこの縁を避けようとして、既定で「ページに合わせる」縮小をかけます。用紙いっぱいに描かれた内容を、印刷できる範囲に収まるまで一律に縮めるわけです。

縮む割合はおおよそ 95% 前後です。6mm の B 罫なら 5.7mm、5mm 方眼なら 4.75mm ほどになります。

一本だけを見れば気づかない差です。しかし罫線は積み上がります。40 行のノートなら、最後の行は 1cm 以上ずれた位置に来ます。市販のノートに書き足そうとすると、行が合いません。

当サイトの用紙は余白を 15mm 取ってあります。プリンターが印刷できない縁より十分に広いので、縮小しなくても切れることはありません。つまり「合わせる」必要が、そもそもないのです。

設定するのはこの一点だけ

印刷ダイアログの「拡大縮小」を 100%(実際のサイズ) にしてください。

「ページに合わせる」「用紙サイズに合わせる」は使いません。この設定は既定で有効になっていることが多いので、毎回確かめてください。

ソフト別の設定方法

Google Chrome — 印刷ダイアログで「詳細設定」を開き、「倍率」を「カスタム」にして 100 と入力します。「用紙サイズに合わせる」のチェックは外してください。

Safari — 印刷ダイアログで「拡大縮小」を 100% に設定します。「用紙サイズに合わせる」が選ばれている場合は解除してください。

Microsoft Edge — 「その他の設定」を開き、「拡大/縮小」を「実際のサイズ」または「カスタム 100」に設定します。

Adobe Acrobat(PDF) — 「ページサイズ処理」で「実際のサイズ」を選びます。既定の「大きいページを縮小」でも縮むことがあるため、必ず「実際のサイズ」にしてください。

正しく印刷できたか確かめる

5mm 方眼紙を 1 枚印刷し、横に 20 マス分を定規で測ってください。100mm ちょうどであれば、正しい寸法で印刷できています。

20 マスで測るのには理由があります。1 マスだけでは 0.25mm の誤差は読み取れません。20 マス分に積み上げれば 5mm の差になり、定規で見て分かります。小さな誤差は、積み上げて測るのが確実です。

数ミリ短ければ縮小されています。拡大縮小の設定を見直してください。

PDF とブラウザ印刷はどちらが確実か

当サイトには「印刷する」と「PDF をダウンロード」の二つがあります。寸法の正確さでいえば、どちらも同じ計算結果から作られており、違いはありません。

違うのは、縮小がかかりうる箇所の数です。ブラウザから直接印刷する場合、拡大縮小の設定はブラウザの印刷ダイアログ一箇所だけです。PDF を経由する場合は、PDF ソフト側の「ページサイズ処理」とプリンタードライバ側の設定と、二箇所に縮小の余地があります。

慣れないうちは、ブラウザから直接印刷するほうが確かめる場所が少なくて済みます。PDF は、印刷は後日にしたいときや、コンビニのプリンターへ持って行くときに使ってください。

B5 サイズを A4 用紙に印刷するとき

家庭のプリンターは A4 が多いため、B5 仕上がりの用紙は「A4 に印刷して切り取る」形になります。A4 の紙面には B5 の内容が配置され、まわりに余りが出ます。

ここでも拡大縮小は 100% です。B5 の内容を A4 いっぱいに広げてはいけません。それをすると、B5 のマスが B5 の大きさでなくなります。

裁断線は実寸で引かれています。そのまま切れば 182×257mm、JIS の B5 になります。市販の B5 ノートと同じ大きさです。

B5 と A4 の寸法差や、拡大してはいけない理由をもっと詳しく知りたい場合は、B5 と A4 の違いにまとめてあります。

外枠が切れてしまう場合

家庭用プリンターの印刷できない縁は 3〜5mm ほどですが、機種によってはこれより広いことがあります。当サイトの用紙は余白を 15mm 取っているため通常は問題ありませんが、外枠が切れる場合はプリンター側の「フチなし印刷」を無効にしてお試しください。

「フチなし印刷」は、用紙より少し大きく引き伸ばして縁まで印刷する機能です。名前から想像されるのとは逆に、有効にすると寸法が狂います。

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